○高待遇:社会人2、3年生で月給1万元超
南航鄭州支社人事部の李洋さんは、「弊社が求める人材は、しっかりした理論的基盤、優れた実践・分析力、問題解決力、創造力を備えた人物だ。大学で学んだカリキュラムの内容と現場の仕事内容には、かなり大きな格差がある。特に、ハイテク関連分野では、大学で学んだ知識はほとんど役に立たない」と指摘した。
人々の関心を集める待遇について話題が及ぶと、李さんは、「専門学科を卒業した学部生の場合、1,2年経つと、月給は5千元(約7万7500円)を上回るのが一般的で、優秀な人なら、8千元から1万元(約12万4千円から15万5千円)に達するケースもある」と語った。
○明るい将来性:エネルギー、交通関連産業でも就業可能
中国航天航空(宇宙飛行・航空)研究会の理事を務める南京航空大学の王立宏教授は、「この分野を専攻する学生の就職範囲は非常に狭いと思い込んでいる学生がいるが、実はそうでもない。同校の学部卒業生の就職率はここ数年、99%以上を維持している」と語った。
航空・宇宙関連学科を専攻した卒業生は、同分野における設計、製造、研究開発、管理関連業務にとどまらず、民用航空、船舶、エネルギー、交通、情報、軽工業など他の業界においても、大学で学んだ知識や技能を十分に発揮することができる。就業地は、北京、上海、西安、成都、瀋陽、ハルビン、深センなどの大都市が中心だ」と語った。
王教授はさらに、「個人の長期的なキャリア発展から見て、航空・宇宙関連企業や国家機関の仕事は、発展の可能性が高く、待遇が良く、業界の成長スピードも速い。有人宇宙船や月探査などの重大プロジェクトが本格的に進行するに従い、ますます多くの若者達の才能が、訓練の結果発現するだろう」と続けた。
「人民網日本語版」
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