
ロシアメディアは米中央情報局(CIA)元職員で「PRISMスキャンダル」を暴露したスノーデン氏が24日、モスクワから飛行機でキューバのハバナに向かったと報じた。だがAP通信は、スノーデン氏が搭乗するのを見ていないとしている。空港の消息筋によるとスノーデン氏は搭乗手続きはすませたものの、結局搭乗しなかった。スノーデン氏が最終的にどの国に行くのか、まだはっきりしない。
AP通信によると米国はすでにスノーデン氏の向かう可能性のある国と外交ルート、取締り当局ルートを通じて連絡を取り合っており、同氏について犯罪を告発された追跡逮捕の対象であり、最終的に米国に戻り裁判を受けるほかないとしている。米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は「スノーデン氏を米国に送還して裁判を受けさせるよう、『あらゆる可能な選択肢』をロシア政府が検討することを希望する」と表明した。一方、ロシアのスルツキー下院議員は、スノーデン氏の送還を要求する米国の発言は「挑発」であり、露米関係の発展を脅かしていると述べた。
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