筆者はそんなことを深く考えたこともなかった。熊の手以外にも、朝市で見つけた宝物は少なくなかった。主人はさらに自分で作った蛇酒の瓶を取り出してきた。これは別段珍しいものではない。筆者の父は漢方医だったため、家に同様の酒がたくさんあったからだ。