■アップル社、新たなコメント未発表
また、項氏は別の可能性として「香港・台湾、日本の電圧は110ボルトで、中国大陸部は220ボルトだ。充電器が110ボルト仕様ならば、電圧が低いことから、容量をオーバーしたとも考えられる」と指摘した。
携帯電話メーカーの関係者は「携帯電話を充電する時、充電器の電圧は、220ボルトから約5ボルトまで下がる。これは、人体が耐え得る36ボルトよりはるかに低い。このため、もし携帯電話から漏電しても、それによって死亡することはあり得ない。しかし、充電器の故障、あるいは電気回路の保護装置に問題が生じた場合、充電の最中に、充電器から220ボルトの電圧が携帯電話の電池に直接流れ込み、人が感電する恐れは確かにある」とコメントした。
項氏は「人が感電死に至るには、ほかにも条件がある。充電器だけではなく、携帯電話にも問題があり、電流が携帯電話の外側に直接伝わる必要がある。しかし、そのような状況では、携帯電話が正常に作動することはない」と語った。だが、CCTVニュースの画面には、問題のiPhone4携帯電話が正常に作動している場面が映っていた。
アップル社は14日に声明を発表、「我々も非常に心を痛めている。亡くなった方とそのご家族に対して、心からお悔やみを申し上げる。徹底的に調査を行うと同時に、関連部門に全面的に協力する」と述べた。
15日の時点で、アップル社から新たな声明は発表されていない。
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