易達打車、揺揺招車、ブーブー打車、移歩叫車(旧移建叫車)の4つのタクシー配車アプリはこのほど、北京市のタクシー電話配車サービス(96106)と提携し、「公式化」を果たした。

　◆アプリの統一化

　北京市交通委員会によると、96106電話配車サービスの効率と乗客の利用成功率を高めるため、配車アプリと電話配車サービスが正式に提携することとなった。上述した4種のアプリは北京市場に最も早く進出したタクシー配車アプリで、統一性を示すため各アプリの名称の前に「96106」を付すこととなった。例えば易達打車の場合、96106易達打車となる。今後は各アプリを使って配車サービスを利用する場合、90106のプラットフォームに統一的に情報が伝わることになる。

　交通主管部門の関係者は、「乗客が配車を申請後、3分以内に運転手がこれに応じなかった場合、96106プラットフォームが統一的な配車を行い、成功率を高める」と語った。某タクシー配車アプリ会社の関係者は、「プラットフォームの統一後、乗客はA社のアプリでタクシーを呼んだとしても、最終的にこれに応じる運転手はB社のアプリの登録者である可能性がある」と語った。

　◆評価・信用システムを構築

　96106プラットフォームは業界・企業の二重認証方式を採用し、「闇タク」が紛れ込むことを効果的に回避する。

　公式化した配車アプリは、運転手-乗客双方の評価・信用システムを構築した。業界内では、交通主管部門が近日中に信頼性評価方式を発表し、乗客と運転手の違約に対する規範化を行うと予想されている。

　◆旧バージョン、一カ月後に利用停止

　旧バージョンのタクシー配車アプリは、約一カ月後に利用停止となる。新バージョンのアプリは96106電話配車サービスのウェブサイト(www.96106bjtaxi.cn)、もしくはアプリ市場でダウンロードできる。新たにリリースされたタクシー配車アプリは、現時点では今のところアンドロイド版のみとなっている。iPhone版のアプリは開発・試験中で、完了後にダウンロードが開始される。

　「人民網日本語版」