▽日本のゲーム会社年齢制限つきゲームを中国に投入
中国はゲーム消費大国だが、ゲーム制作大国ではない。世界の有名なゲーム開発メーカーは米国や日本などに集中している。それでは日米のようなゲーム大国は未成年者がゲームに夢中になるのを放任しているだろうか。
上海の成人向け玩具会社の会長を務め、日本に長年滞在して日本の成人文化を研究してきた朱唯希さんによると、日本は表面的にはエロスが解禁されており、エロスを楽しむ合法的な場所がたくさんあり、アダルトビデオ産業やアダルトゲーム産業が発達しているが、実際には非常に厳格かつ詳細な管理を受けており、未成年の心身の健全な発展が全面的に保護されている。どの年齢層を対象にした商品かが非常に明確に線引きされており、ゲームメーカー、チャンネルベンダー、端末メーカーまで、年齢制限に違反して商品を輸出しようとすれば、法律の厳しい裁きを受けることになる。
日本では十数年前にコンピューターエンターテインメントレーティング機構(CERO)が発足し、ゲーム商品を厳格に区分し、ABCDZの5つの年齢区分を設けた。Aはすべての年齢が対象で、Bは12歳以上、Cは15歳以上、Dは17歳以上、Zは18歳以上が対象だ。パッケージにもゲーム本体にも、目立つ場所に年齢区分を明示するようにしている。
日本のゲームサイトの資料によると、拡散性ミリオンアーサーは日本でDレベルとされており、17歳以上でなければプレーできない。だがミリオンアーサーの隅から隅まで探したが、日本ではDレベルで17歳以上しかプレーできないことを伝える表示は見つからなかった。
朱さんによると、一連の戦闘・殺戮をテーマとしたゲームがBレベルやCレベルなのに、青春時代の少女がテーマのミリオンアーサーがDレベルとされたことから、このゲームが低年齢層の心身に与える害を日本の当局が十分に予見していることがわかるという。
|