中国外交部の洪磊・報道官は5日の定例記者会見で、20カ国・地域グループ(G20)サミットは自らの位置付けを堅持し、国際経済の中で重要なプラスのエネルギーを発揮すべきだと強調した。
G20サンクトペテルブルク・サミットが米ロのシリア問題での論争に主導されると一部で懸念されていることから、サミットの世界経済に関する討議が影響を受けることを中国は心配していないかとの質問に答えたもの。
洪報道官は次のように述べた。現在、国際経済の回復が遅く、国際社会は現在の困難をどのようにして乗り越え、世界経済の回復を一段とはかるかについて関心が高まっており、今年のG20サミットにも高い期待が寄せられている。われわれ次のように考える。G20サミットは自らの位置付けを堅持し、国際社会の関心に確実に答え、各国のマクロ経済政策の協調を強力にはかり、国際経済・金融ガバナンスを一層推進し、貿易自由化をはかり、開発アジェンダを進め、G20サミットが国際経済の中で重要なプラスのエネルギーを発揮するようにすべきだ。
(新華網日本語)
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