中国の原子力潜水艦が世界でどのような地位を占めており、どの程度のレベルに達しているかについて触れた際に、李氏は「世界的に見て、弾道ミサイルを搭載できる原子力潜水艦を製造できる国は少ない。これは多くのコア技術の問題を解決できないからだ。例えば加圧水型原子炉についてだが、水上艦艇に搭載する場合は大きく作っても良いが、潜水艦に搭載する場合は小型化が必要で、体積の問題を解決しなければならない。また原子力潜水艦の動力問題についても解決が必要で、トン数が大きすぎてはならない。この技術は通常、多くの国にとってネックとなっている」と指摘した。
李氏は、「中国の原子力潜水艦の発展はすでに階段型を形成している。かつてはトン数が小さく、航続距離が短く、騒音が大きく、遠距離の戦略ミサイルを発射できなかった。現在はすでに第二列島線を突破できるほか、ミサイルの射程距離が数千キロに達している。これに多弾頭ミサイル技術などが加わり、中国はすでに原子力潜水艦の主流技術を把握している。一国の切り札にはさまざまな方式があるはずで、陸地から発射される核兵器が必要であり、しかも単なる発射台ではなく移動可能な発射台が必要だ。他にも重要なのは海から発射される核兵器だ。海の場合は見つかりにくく、いかなる国も大洋に沈む原子力潜水艦の国籍を100%特定することはできない。特定できなければ撃沈も不可能なわけで、第二の核反撃能力が備わったことになる。これは非常に重要な切り札であり、中国はこの点について、世界主流の原子力潜水艦技術を持っていると言える」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
|