関係者によると、このとき安倍首相に「これ以上、歴史認識で踏み込んだ発言をすれば、日米関係がもたない」と進言したのが内閣官房参与の谷内正太郎内閣官房参与だったという。
メネンデス米上院外交委員会委員長が今年8月に韓国を訪問した際、「歴史の問題には正視と癒やしが必要だ。国は、過去を認識した時に歴史から解放される」と直言した。韓国メディアは、この発言は日本に軍国主義の歴史の反省を促す趣旨があると分析した。
またケリー国務長官とヘーゲル国防長官が今月3日、千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花した。千鳥ケ淵戦没者墓苑には第二次世界大戦中の海外戦没者で身元不明の日本人の遺骨が35万柱以上納められている。
米国はこれを通じて日本のトップに靖国神社を参拝してアジアの隣国の怒りに触れないよう暗示したとみられる。「日本が韓国と中国と靖国神社で激しく争っていることに米国は憂慮している」。「米政府関係者がより中性的な施設を訪れたのは3カ国に対抗姿勢を弱めてほしいというメッセージを伝えたかったのかもしれない」とアナリストは指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
|