近日、中国旅游研究院は2013年第三四半期までの観光産業の経済効果と通年の予測に関する報告書をまとめた。同報告では、2013年第三四半期までの観光市場経済は安定的な成長をみせており、2013年通年の発展目標は実現され、訪中外国人観光客数は小幅な減少をすると予測した。
報告書によると、国内外の政策改善と景気回復の兆候がみられたことで、観光市場は自信を取り戻し、観光経済運営の先行指数は94.64と、第二四半期の91.13と比べ顕著な回復をみせた。観光産業の通年の経済運営も持続的な回復傾向がみられ、「相対的に楽観」である。
現在、国務院は観光消費の潜在力の釈放、観光業の発展促進政策を進めている。観光業は再び政策の良好な局面を迎えているといえる。観光業に関連する産業チェーンは多く、消費の先導的分野となることが期待される。また、「観光法」が正式に実施されたことでより良好な市場環境が構築され、産業の効果的な発展が推し進められている。国連世界観光機関(UNWTO)は、今年下半期は持続的な成長を果たすと予測しており、通年の増加幅は4%かそれより少し高く、年初の予測よりも少し高くなっている。
第四四半期のわが国の住民観光意志指数は85.4で、やや高い水準にある。今夏以降、全国範囲で猛暑に見舞われ、水害が多発したことで、夏季の観光に影響をきたし、それが今年の国慶節の連休に集中的に釈放される形となった。9月初め、ネットユーザーの国慶節観光への注目度は1週間のうちに198%に達し、メディアの注目度は650%にまで達した。産業面では、観光業界の自信指数が128.74となり、第一、第二四半期の115.85と110.16を上回った。観光業界の投資景気指数は106.56で、第二四半期の102.67を上回った。1-7月期のホテルと飲食業界の固定資産投資は同期比で23.9%増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
|