ウクライナの暫定政府は24日、親ロシア派の武装集団を強制排除する作戦を東部のスラビャンスクで再開し、3カ所の検問所を制圧、抵抗する親ロシア派5人を射殺しました。これと同時に、ウクライナ国家安全保障・国防会議は、親ロシア派の武装集団が拠点としている東部の町で、親ロシア派を段階的に強制排除すると発表しました。同じ日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、ウクライナとの国境地帯で軍事演習を開始したことを明らかにしました。
ウクライナ外務省は24日声明を発表し、ロシアに対し、ウクライナとの国境地帯で軍事演習を行っていることに関して、軍事演習の目的・場所・終了日時・参加部隊の種類と人数などについて説明するよう求めました。
ロシア外務省は24日夜声明を発表し、米国に対し、ウクライナ暫定政府にウクライナ南東部での軍事活動を直ちに停止するよう働きかけるべきだと要請しました。また、ロシアのプーチン大統領は24日、「ウクライナは全国的な対話を通じて当面の問題を解決すべきだ」とし、クリミアの経済を支援する十分な備えがあると表明しました。
「中国国際放送局」
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