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▽解説:対外貿易の発展局面に変化
対外投資の規模が外資導入の規模を上回り、資本純輸出国になったことは何を意味するだろうか。業界関係者は、「このことは改革開放以来、主に輸出や外資導入に依存してきた中国の対外貿易の発展局面に重大な転換が生じたとことを意味する」と話す。
同部国際貿易経済協力研究院国際市場研究部の白明副部長は、「長期にわたり、中国はずっと国際産業移転の受け入れ国で、国際資本市場にはあまり参入していなかった。対外投資の規模が外資導入の規模を上回ったことは、中国が国際市場で他国とともに商品取引をはじめとする対外貿易分野での強みや相互補完を実現することを可能にするだけでなく、資本投資に関与することを可能にし、中国の対外貿易モデルを一方向の交換から双方向の交換へと転換させることにつながる」と話す。
また白副部長によると、「実際、多くの商品は輸出に際して貿易障壁に遭遇することになる。投資はこれと異なり、海外での投資を通じて、中国は現地で工場を建設し、商品を生産することができ、現地の資源や人材や技術を活用することもできる。これは質的な転換だ」という。
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