毎年冬になると、日本の多くの家庭が暖房器具として「こたつ」を出す。寒い時に一家そろってこたつを囲んで座り、温まり、会話したり食事したリする。
こたつは正方形で低く、机全体を覆える大きさの布団を被せて熱を逃がさないようにし、その上に天板を置く。古くは机の下に数十センチの堀があり、一番下に熱源を入れた箱を置き、その上に床板を敷き、布団を被せた床に足を置いて温めた。熱源には木炭や豆炭などが使われた。
現代になり、こたつは改良され、様々な形のものが登場した。古いこたつは正方形で低かったが、最近は長方形のものや高さがあるものも登場し、椅子と組み合わせて使用し、食事や仕事、勉強などもできる。
また、電気こたつが代わりに使用されるようになった。新しいこたつは机の下の赤外線の熱電で温め、木炭や豆炭をつぎ足す必要がなくなった。
さらに、置く場所を好きなように変えることができる。古いこたつの下には足を入れる堀があり、こたつを固定させる必要があった。しかし、現在は多くの人が内装時に掘りごたつを作らず、床にカーペットを敷き、その上に熱源がついたこたつを置く。布団の中に足を入れ、あぐらをかいて温まる。
そのほかに、新しいこたつは布団も進化している。昔は1枚の布団をかけるだけだったが、現在は様々なデザインのものがあり、かけ方も変化している。1枚でなく、4枚の布を天板の下で合わせるというかけ方はシンプルで見た目がよく、若者の間で人気がある。
現在では、布団の模様も様々で、自分の好みに合ったこたつ布団を選べるようになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」