気候変動対策に関する質問には「中国はすでに2030年前後に二酸化炭素排出量がピークを迎えるようにし、一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの割合も20%前後にまで高めることを宣言した。13億の人口を擁する発展途上国である中国にとって、これは非常に困難な努力を要することだ。中国は次の段階でエネルギー消費全体に占める化石エネルギー、特に石炭エネルギーの割合を下げるべく努力すると同時に、クリーンコール技術の推進に努力する。クリーンコール技術と製品を先進国がさらに多く中国に輸出することを希望する。中国は発展途上の大国として、気候変動対策、環境保護対策を積極的に行う。これは当然の責任だが、『共通だが差異ある責任』を主張する。われわれはできる事をつくし、発展しつつ保護し、保護しつつ発展し、エコ・低炭素の発展の道を歩むが、これには比較的長いプロセスが必要だ」と述べた。
世界金融市場への融合に関する質問には「中国の金融は中国の発展と同様、どんどん開放される。われわれは現在、自らの実力、経験および世界金融市場のニーズに基づき、人民元建て貿易決済、国境を越えた投資における人民元の使用、オフショア人民元業務の発展を秩序良く推し進めている。これは中国自身の発展を促進し、世界の金融体制と市場の改革・発展に適応すると同時に、世界の金融体制の安定維持に貢献するものでもある」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」
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