▽今後も中高速の成長ペース
これからの中国経済の動きについての市場各方面の予測も、新常態(ニューノーマル)の下での中国経済の中高速の成長ペースの特徴を改めて印象づける。国際通貨基金(IMF)とスイスのUBSは、15年の中国のGDP成長率を6.8%と予測する。中国科学院とJPモルガン・チェースは、7.2%という予測値を同時にうち出した。
張研究員は、「中国経済について言えば、新常態の最も大きな特徴は『中高速の成長ペース』ということだ。これまでに比べて、中国の経済発展の内部的条件と外部的条件にはいずれも大きな変化が生じており、成長ペースの低下はこうした変化の客観的な現れに過ぎない。また経済成長は『高速』から『中高速のペース』に減速しているが、中国の産業構造と経済運営の体制・メカニズムはバージョンアップと改善が進められている。よってこれはより価値が高く、持続可能性がより高い成長だといえる。こうした点を踏まえると、これからの中国の『中高速のペース』の成長は相当の長期にわたって持続するだけでなく、これまでの『高度成長』よりも確かなものになるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」
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