
■愛のために守る植物人間になったとしても、妻の意識が戻るのを待つ
現在、程さんはすでにICUで7日間の治療を受けているが、いまだに生命の危険からは脱していない。毎日、病院の入院費が1万元(約19万3000円)近くかかる上、薬代や治療費、手術費など多くの支出があり、これまでで計8万元(154万4000円)かかっている。小卡さんは少しやるせない様子で、両手で頭を抱えた。程さんの母親も絶望し、小卡さんに帰国するよう勧めた。「程瑩はすでにこんな状態に陥ってしまったし、あなたはまだ若い。日本に帰国して、良い人を見つけて子供を生みなさい」と言った。しかし、小卡さんの意志は固く、「僕は帰国しません。ここに留まって、妻の側にいます。今後どのようになるのか私自身もわからないが、たとえ植物人間になったとしても、妻の側にいて、妻が良くなるのを待ちたい」として、「妻の意識を早く回復させるため、僕や友人の言葉を録音して、10分間の見舞いの時間を利用して、妻に聞かせたい。僕の愛で愛する妻の意識を回復させたい」と語った。
■愛に忠実に、勇敢に「裸婚」を決意した2人
四川省社会科学院の胡光偉教授は、「小卡さんと程瑩さんの愛の物語を称賛するべきだ」という見方を示した。胡教授は、「小卡さんと程瑩さんが、中国と日本の文化背景のギャップを乗り越え、9年間の結婚生活を送ったことは、それだけでも非常に得難いことだ。現在の社会の大きな流れの中で、多くの若者たちはお金や家、車などという条件を基準に結婚相手を選んでいる。しかし、小卡さんと程瑩さんは愛に忠実に、勇敢に『裸婚』を決意した。これは、非常に得難いことだ。程瑩さんが昏睡状態の中、小卡さんがずっと妻のそばを離れず希望を捨てない姿は、周囲を感動させた。小卡さんのことを称賛したい」と語った。
「人民網日本語版」
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