これについて、ニッセイ基礎研究所経済調査室長の齋藤太郎氏は、「第1四半期のGDPが市場予想を上回ったことは、まずますの結果だ。内需の増加で輸入が増加すると同時に、輸出も持続的に増加している。企業設備投資がプラス成長に転じたが、増加のペースはなお予想を下回っている。今回のデータから、企業の業績が好調傾向を示しているものの、国内の経済発展への期待が高まっておらず、海外投資を主とする企業の姿勢にも変化が見られていない」と指摘する。