安倍氏を「チクリ」
AFP通信によると皇室に詳しい橋本明氏は、「陛下はアキノ大統領の来訪という機会に、自分の観点を示そうとした」と述べた
橋本氏は、「陛下は、日本は間違いを認めるべきだと考えており、この情報を人々に聞かせようと力を尽くしている」と分析した。
橋本氏は、天皇は日本や他国の国民ではなく、安倍首相に聞かせようと思ったと判断した。
安倍首相は今夏、戦後70年談話(いわゆる「安倍談話」)を発表する。安倍首相が歴史問題を直視し、村山談話と河野談話の順守を再確認できるかが注目されている。
安倍首相は今年4月メディアに対して、談話の中で日本の侵略の歴史について直接謝罪することはないとほのめかした。注目を集めた米議会演説では、日本の戦争の行為について「悔み」を表するに留まり、侵略の歴史や慰安婦問題の謝罪を拒み続けた。この責任逃れの態度は、韓国、中国、米国などの国で疑問視された。
しかしながらアキノ大統領は3日、日本の国会で演説した際に、日本の歴史問題に対する態度について、他のアジア諸国とまったく異なる観点を示した。アキノ大統領は、日本政府は侵略戦争が第二次大戦の被害国にもたらした「歴史の傷」を修復しており、各国と新たに関係を構築したと述べた。
アキノ大統領は同日の演説で安倍談話について触れたが、歴史問題の直視を安倍首相に求めることはなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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