〇人気が集まる乳幼児市場
6月の中間決算特別セールで、通販業者が出す特別キャンペーン商品は、さまざまな種類に及び、企業によって重点商品も異なる。しかし、紙オムツに代表される乳幼児製品市場は、なぜ常に「決戦の場」となるのだろうか?中国電子商取引研究センター・アナリストの莫岱青氏はこのような状況について、「オンラインショッピングのユーザーには、女性がかなり多く、紙オムツなど乳幼児製品に対する彼女らの需要は極めて高い。また、乳幼児製品市場は、比較的参入しやすい市場だ」との見方を示した。別のベテラン海外通販関係者は、「紙オムツは、規格化がかなり進んでおり、非常に多くの海外通販業者が現在採用しているブランド商品の仕入れ、国際郵便、保税方法に適している。このやり方にのっとれば、商品価格を下げることが可能であるばかりか、速やかな発送が可能で、ユーザーエクスペリエンスを高めることができる」と指摘した。
当当網海外電子商取引業務部の田沛剛・総経理は、「海外通販で取り扱う輸入商品の種類は、今のところ、紙オムツなど乳幼児製品に極端に集中している。輸入商品品目をめぐる政府の政策に、不確定要素が多々あることが、その主な原因だ。運営面で多くの不確定なリスクが存在することから、海外通販業者は、あらゆるジャンルの製品を取り扱うことが難しくなっている」とコメントした。
|