米日は以前、アジア太平洋での武器配備で、「二つの3の組み合わせ」という方針をとっていた。これは陸上と海上の、SM-3迎撃用ミサイルの配備だ。しかし今後、早期警戒機や衛星システム、さらにSM-3ミサイルを動員すれば、迎撃能力が飛躍的に向上する。かつ同システムは低空を飛行する巡航ミサイルばかりか、米国本土に到達する弾道ミサイルを迎撃できる。
ステルス弾道ミサイル、迎撃は困難か
杜氏は、「現状を見る限り、低空飛行による防御網の突破にはやや無理がある。NIFC-CAは亜音速の目標物に対して、高い迎撃能力を持つ。例えばコソボの紛争やその他の作戦行動において、移動に便利な迎撃用ミサイルが巡航ミサイルを正確に迎撃していた。同じく海上で使用されるこのハイエンドシステムは、低空・亜音速の目標物に対して高い迎撃の効果を発揮する」と指摘した。
しかし巡航ミサイルにも進歩がないわけではない。今後ステルス巡航ミサイル、超音速巡航ミサイルが登場すれば、NIFC-CAシステムの迎撃の難易度が高くなるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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