声明はまた、「中国の国際法と国内法に基づく、東中国海の管轄海域で行う関連活動に、異議を唱える余地はない。日本は南中国海問題の当事国ではなく、騒ぎを引き起こし、関係悪化を煽り、南中国海の平和と安定を損ねるべきではない。中国軍の国家の領土・主権および海洋の権益を守る決心と意志は確固不動のものである。中国は関連海域・空域で、合理的かつ合法的な、正当な活動を継続する」とした。
中国外交部の陸慷報道官は同日、「日本の新たな防衛白書は再び事実を蔑ろにし、中国の正常な軍事力発展および海洋活動にいちゃもんをつけ、悪意を持っていわゆる『中国の脅威』を喧伝し、人為的に緊張ムードを醸成している。中国は強い不満と断固たる反対を表明する。日本が意図的に南中国海問題に介入し、悪意を持って地域情勢の緊張を喧伝することは、地域の平和と安定にとって不利であり、中日の政治・安全の相互信頼を著しく損ねる」と指摘した。
韓国も激しい反応を示している。韓国国防部は21日、日本大使館の後藤信久防衛駐在官を呼び、日本の防衛白書が独島(日本名・竹島)の主権を主張していることに強く抗議した。韓国政府は同日、外交部報道官の名義によって声明を発表し、日本の防衛白書が独島の主権を主張していることを強く批判した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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