三菱自動車は、販売が振るわない米国市場からの撤退を検討している。SUVを生産しているイリノイ州の工場の売却に向け、三菱は他社との交渉段階に入っている。三菱は今後、急速に発展するアジア市場の拡大に注力する。人民網が伝えた。
三菱は米国でSUV「アウトランダー」の1車種のみを生産している。2014年の生産台数は6万4000台で、ロシアや中東などに輸出している。かつては幅広い車種を手がけていたが、今は生産能力の半分しか使っていない。生産をやめても、日本などから輸出して、米国での販売は続ける。
三菱は2012年にオランダの工場を売却し、欧州市場から撤退した。日本の大手自動車メーカーで、欧米両方での生産から撤退するのは初めてだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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