中国人民銀行はこのほど、国家開発銀行および中国輸出入銀行に対し、それぞれ480億ドル、450億ドルの資本増強を行ったことを明らかにした。資本は国家外貨準備投資会社である梧桐樹投資平台有限責任公司を通じて7月15日と7月20日に注入された。
資本増強によって、国家開発銀行の登録資本金は3067億元から4212億元へ、所有者持分は6676億元から9863億元で増加する。財政部、匯金公司、外貨準備投資平台公司、社会保険基金会の持株比率はそれぞれ36.5%、34.7%、27.2%、1.6%となる。
輸出入銀行については、登録資本金が50億元から1500億元へ、所有者持分が282億元から3085億元へ増加。財政部と外貨準備投資平台公司の持株比率は10.7%と89.3%になる。
人民銀行関係部門の責任者は「資本増強によって2行の資本力およびリスク対応能力は大幅に強化される。自己資本比率が11.4%と12.8%に高まることで、自己資本規制への対応も十分となる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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