中国は巨大な国内消費市場を抱えているため、中国政府はEC事業の成長に向け政策支援を行っている。一方、カナダのEC事業者が得ている政策支援は限定的だ。
中小企業についてはカナダ政府の充分な支援が得られない限り、中国のEC事業者と競争していくことはできないという。
ニセの輸入品が横行するEC市場では、製品供給ルートを掌握することが高い評価につながる。カナダ新永安集団の鄭萍CEOは、供給ルートの強みを活かし、地元の大手サプライヤーと直販体制を構築、供給元の信頼性を確保していると説明。
カナダのJ.D.アーヴィンググループは、過去10数年に渡り中国市場を開拓した実績を持つ。農産物や日用品を中心に、初期は米国と香港の貿易商を通じて中国向けに販売した。セールスマネージャーのRammler氏は、中国消費市場の先行きに非常に楽観的な見通しを持っており、すでにAmericoのサプライヤーとなっている。
業界関係者は、中国の消費市場の発展に伴い、カナダでも多くの企業が中国に製品供給を行うようになり、市場規模の拡大が期待できるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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