(2)世界にとってプラスだ。中米両国は世界の大国として、世界の平和と発展に対して特殊な責任を負っている。中米関係は二国間の範疇を超え、広範かつ計り知れない世界的意義を備える。中米関係の発展においては、両国民の根本的利益以外に、国際社会の長期的利益も考慮する必要がある。相互包含的な両国の利益関係が両国間のごたごたを許さないだけでなく、国際社会全体の利益も中米対立に耐えられないと言える。したがって、非衝突、非対立が中米の新型の大国関係の重要な内容となっている。
(3)未来にとってプラスだ。世界最大の発展途上国および先進国として、中米は世界秩序の将来の行方に極めて重要な作用を果たす。気候変動交渉や持続可能な開発など人類の将来に関わる重大な問題において、中米には大きな協力の余地がある。世界の紛争問題の解決、国際秩序の将来の希望は中米協力に託されている。
中米の新型の大国関係の構築は協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係を推進する重大な模範であり、20世紀の大国政治の悲劇に再び陥らないよう21世紀の国際政治を導くものだ。一部の雑音を前に、われわれは戦略面で冷静で動揺しない力を保ち、中米の新型の大国関係の大きな方向性をしっかりと把握する必要がある。中米関係を損なおうとする発言は、反対に米国にとっての中国の重要性と中米関係の重要性を証明している。中米の新型の大国関係の構築は人為的選択ではなく、時代的必然だ。
「人民網日本語版」
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