次に、国内消費環境を更に最適化させ、価格差を低くし、国民が国内で消費する意欲を高める。事実、多くの国産製品の品質はすでに「外国ブランド」に負けておらず、一部の観光客があたふたと大金をはたいて買って帰る便座や米などの本当の産地は中国国内だ。観光客が国外の買物に群がるのは「安い」「お得」だからだ。そのため、税率の調整を行ない、国内の外国製品の「価格逆転」を是正すること。もう一つ、免税事業を多元的に推進し、主要な商業都市市内に免税品店を展開することだ。
このほか、違法販売偽造品の取り締まりを強化し、管理監督システムや消費権利保護ルートなどを整備する。聞き慣れた話だが、必要不可欠である。
段々と大きくなっている中国国民の購買力は改革開放と経済発展がもたらした喜ばしいことだ。もし国民による国外での「爆買い」や「大量購入」が国内企業のビジネスチャンスと見るなら、自ら迅速に方向転換させ、より多くの高品質ハイレベルの製品を提供し、できるだけ早く足並みを揃え産業のアップグレードを行い、消費アップグレードの足並みに追い付くことだ。
もしこの購買力を国内消費にうまくシフトさせられるならば、中国経済の下方圧力の緩和に大きな役割を果たすだろう。
「人民網日本語版」
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