▽14省区市が全国平均超「2%時代」は4カ所に
10月の31省区市のCPIデータをまとめると、全国平均は前年同月比1.3%上昇し、14省区市で全国平均を上回った。14省区市を上昇率が高い順に並べると、雲南省、上海市、貴州省、西蔵(チベット)自治区、広東省、北京市、青海省、福建省、浙江省、広西チワン族自治区、湖南省、甘粛省、内蒙古(モンゴル)自治区、四川省となる。
メディアの報道によると、昨年9月以降、今年8月を除いて、CPI上昇率は1~2%の範囲をうろうろし、今年8月には12カ月ぶりに最高を更新した。今年7月と8月には一部地域で物価水準が目立って上昇し、特に8月はこうした傾向が顕著だった。上半期の累計上昇率が2.0%以上になったところは2カ所だけだったが、8月に入ると13カ所に増えた。だが一月後に再び流れは変わり、9月には「2%時代」を迎えた省は7カ所に減り、10月はさらに4カ所に減った。最近は穀物価格や豚肉価格が予想以上に値下がりし、関連機関は、「これまでのCPIの唯一の上昇要因が消滅したこと、未来の低インフレリスクが徐々に高まっていることを意味するとも考えられる」との見方を示す。
「人民網日本語版」
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