◇AIIB日本がアジアに貢献する機会
中日経済関係のホットな話題の一つであるアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、河野氏は日本はAIIBに参加すべきだという観点を示し、「日本の政界では少数意見だが、経済界は日本はAIIBに参加すべきだという意見を出している。日本政府は米国との関係といったさまざまな外交の懸念から、参加という正確な決定を下せなかった」と話した。
河野氏は、「日本の経済界は50年前、政府の政策に対して決定的な影響力を持っていた。しかしこの状況には現在、変化が生じている。今の経済界のリーダーは、政府への影響力を持たず、むしろ政府の顔色を伺い、政府に直接、正直な提案を行うことができない。政治に本音を語れないとは遺憾な現状だ」と説明した。
河野氏は、「私は今も日本はAIIBに参加すべきだと考えている。これは日本がアジアのインフラ整備に貢献する機会だ」と強調した。
今回のインタビューは、中日韓首脳会議の閉幕後まもなく実施された。河野氏は、「日本は来年、3カ国の協力の調整国になる。日本は見栄を張るのをやめ、効果的な措置を講じ良きホスト国になるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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