アメリカのオバマ大統領は1日パリで、ロシア軍機がトルコ軍に撃墜されたことによって生じた両国の緊張関係を緩和し、注意力を共同の敵である過激派組織「イスラム国(IS)」に注ぐようトルコとロシアに呼びかけました。
パリで国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に参加中のオバマ大統領はトルコのエルドアン大統領と会談した後、報道陣に、「トルコはNATO(北大西洋条約機構)の同盟国で、自衛権がある。アメリカはトルコとの軍事関係を発展させたい」と述べました。
さらに、「"イスラム国(IS)"はロシア、トルコとアメリカにとって、共通の敵だ」と強調し、「シリアは政権交代を行う必要がある」と述べました。
フランスメディアによりますと、パリで開かれているCOP21に出席中のロシアのプーチン大統領は11月30日に、「トルコがロシア軍機を撃墜した動機は"イスラム国(IS)"の石油輸送パイプを守るためだと信じている」と述べました。
エルドアン大統領はプーチン大統領のこのような話しを否定しました。
「中国国際放送局」
|