■製品の付加価値向上が必須
庄巨忠氏は、「ADB報告書のデータはもっと慎重に見るべきだ。報告書の輸出シェアは、輸出総額を基に計算しており、付加価値は反映されていない。中国のハイテク輸出品の多くは中国で組み立てられただけで、高付加価値の部品は日本や韓国、その他の先進国から輸入している。ゆえに、中国のハイテク完成品の輸出量は大きいものの、そこに占める付加価値は低い。電子製品分野ではその傾向がより顕著だ」と指摘したほか、「自動車など、中国が輸出するハイテク製品の多くは、外国が投資した企業が、外国の技術を使って製造したもの。中国は将来、製造業強国になる必要がある。これには産業体系のアップグレード、バリューチェーンの川上へのまい進、自主的な科学技術革新能力の向上など、より多くの努力が必要だ」と語った。
「人民網日本語版」
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