・中嶋神社
兵庫県豊岡市にある中嶋神社では、田道間守命が祀られている。
日本の菓子は当初“果子”と呼ばれ、果物から発展したという説がある。古事記によると、田道間守命は天皇の命を受け、不老不死の秘密を探るため遠い常世の国に行った。彼が日本に持ち帰ったのは、“非時香菓”(みかん)だった。みかんは日本で最も古い菓子とされており、そのため田道間守命は菓子の神と呼ばれている。
中嶋神社は毎年4月の第3日曜日に、一年で最も重要な行事“菓子祭”を開く。日本各地の菓子製造業者が集まり、業界の繁栄を祈願する。