中国の魅力:対外開放と互恵的合作
「中米」、「中欧」、「中露」、「中日」、「中国-アセアン」、「中国-アフリカ」など様々な外交政策も、今回の記者会見で注目された問題である。対象国の記者からの質問には、中国というチャンスを掴もうとする意志が感じられた。
「中露の貿易や投資協力をいかに推進すべきか?」
「中日韓の自由貿易協定などには協力できる余地が多い。中国経済がバージョンアップするにあたり、日本企業が発揮できるものは何か?」
それに対し、外交部長の記者会見で王毅氏は、中ロ経済は相互補完性が高いため協力の需要は豊富であり、長期性と戦略性を持つとした上で、両国間の大型プロジェクトも積極的に推進していると回答した。
「中日韓の三国経済は世界経済の5分の1を占め、アジア経済では70%を占める。相互補完性が高く、スマート製造業や科学技術の強力で知恵を集めることができるだろう。手を取り合って広い世界市場を開拓することが可能だ」。改善が望まれるがいまだ脆弱な中日関係の中、首相の回答は大国としての矜持と気概を見せるものだった。
「アフリカは、共通の利益と真に信頼できるパートナーシップを常に模索してきた。そして中国を探し当てた」と、王毅外相は記者会見で述べ、欧米世論が持つ中国アフリカ関係に対する偏見を強く否定した。
「一帯一路」提唱は、高水準の対外開放の旗頭になり続ける。第13次五カ年計画の期間、育児教育や高齢者福祉、金融などの分野で外資をさらに受け入れる。我が国は自由貿易区戦略の実施を加速し、周辺諸国との経済協力の道を加速させる……。このような政府の事業報告や第13次五カ年計画から、世界は中国の魅力や中国がもたらすチャンスをくみ取ったはずだ。
17回にわたる記者会見における外国メディアとの質疑応答から、全人代が立法や監督の職責を履行する過程の場であると共に、外国メディアや国際社会が中国の今と将来を観察・理解する窓口になっていることが分かる。世界経済成長のエンジンとして、また世界平和の重要な擁護者として、中国はまさに自身の行動を通じ、自信と開放、責任を持った発展する大国の姿を見せつけていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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