その証拠に、曹操にはたくさん子供がいます。何と、息子だけでも25人いるんです!娘も6、7人ぐらいいて、合計30人を超えています。その25人の息子は、13人の女性が産んだものです。子供を生まなかった女性も含めて、名前が知られている曹操ガールズは、15人を超えています。それから、一夜ぐらい共に過ごした女性も入れれば、まあ、すごい数でしょう。一言で言えば、間違いなく好色男ですね。
曹操は美人が大好きです。たまたま見かけた美人が気に入れば、その美人が未婚者か既婚者かというのも、まったく気にしないんです。曹操の妻には、人妻が多いです。逆に言うと曹操が人妻を好きだという言い方もありますよ。これらの人妻は、だいたい戦で撃ち取った敵将の妻だったり、なくなった将校たちの美しい未亡人などです。
「英雄、色を好む」って言うように、やはり権力と情欲、色欲はとても関連性があるようですね。曹操の場合は、土地を征服すると同時に、女性も征服しようとしているんですかねぇ。
③ さすがの曹操も、好色でやられました
好色のせいで、曹操は長男の曹昂、及び最愛の部下である典韋を失いました。ちなみに、典韋は三国武将の中で、とても有名な人です。武術だけ論ずるなら、1位は呂布、2位は趙雲、そして、第3位は、この典韋です。
では、ご紹介します。
曹操が荊州の張繍を征伐し、降伏させた。ある日の夜、曹操は酔っ払って、「この城には妓女がいないか?」と、甥の曹安民に聞いた。曹操の好みを熟知している曹安民は「この官舎でとても美しい女性を見かけた」と答えた。聞くと、それは、投降したばかりの張繍の戦死したばかりの叔父、張済の妻である。曹操は連れてきてくれと命令した。すると、女性がやって来た、確かに美しい。
曹操はすっかり惚れ込んでしまい、女性も従順で男に従った。やがて、張繍はこのことを知って、激怒した。「ひどい!人のおばを弄ぶなんて、この俺を馬鹿にしているんじゃないか」と、曹操を不意に攻撃しようとした。
しかし、曹操の護衛役に、武芸の優れた典韋がいる。張繍たちは典韋を恐れ、ある計略をたてた。酒宴を開いて、典韋を呼び、彼が酔っ払ったところで、典韋の使い慣れた武器を盗もとした。