日本と聞いて思い浮かべるのはにぎやかな大阪や歴史ロマンあふれる奈良、文化の香りが漂う京都、満開の桜や点在する山間の温泉などだろう。しかし中国人留学生の孫◆さん(◆は女ヘンに青)にとって最も深く印象に残ったものは、日本人が日常生活で見せる非常に細やかな気遣いだった。中国紙「瀋陽晩報」が伝えた。
孫さんは中国で日本の大学から送られてきた合格通知書を受け取り、その宅急便を開けて見た際、しばし呆然とした。こんなに重くしっかりした宅急便の封筒に入っていたのはたった一枚の薄い紙だったのだ。通知書が折れ曲がったりしないように、大学側は2枚の硬いボール紙を使って、非常に薄い紙の通知書を挟みこんでいた。もしかすると中国人はこの行為をまぬけだと感じるかもしれない。2枚のボール紙のために、輸送料が高くなるほか、包装にも手間がかかる。しかし何事も完璧を求めるのが日本人なのだ。
孫さんは学生向けの無料コピーサービス「タダコピ」といった工夫からも日本人の節約を重んじる態度が見て取れるという。「タダコピ」とは、コピー用紙の裏面を広告掲載スペースとすることで、コピーサービスを利用する際にユーザーが負担する費用をなくしたサービス。裏面には、主にエンタメ関連情報やアルバイト情報、若者向け商品情報、就職関連情報が掲載されている。もちろん両面とも白い通常の紙を使うこともできるが、その場合は費用を払う必要がある。
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