■高村氏が訪中するか否かは重要
日本政界の元要人や現与党幹部による最近の頻繁な訪中は、日本に異なる声があることを物語っている。日本の有識者は最近の中日関係を憂慮し、対話と交流を通じて両国関係の一層の悪化を回避する道を探ること、さらに首脳会談に向けた雰囲気づくりを訴えている。
続いて高村正彦氏が自民党副総裁として訪中する可能性があると報じられている。高村氏は元外相で現在自民党副総裁を務めるが、現内閣の閣僚ではない。清華大学現代国際関係研究院の劉江永副院長は「高村氏は落ち着いた慎重な人で、マイナスの結果を招きうる行動なら、むしろ行わないというタイプだ。高村氏自身がすぐに訪中するとまだ表明していないということは、訪中後も各々が自らの主張を繰り返し、なんら成果がなかった場合、中国人の目に映るかねてからのイメージを失うことになるという判断が彼自身にあるということを物語っている」と指摘。「高村氏は頭を悩ませている。この状態は日本政治全体が頭を悩ませている現状の反映でもある。したがって、高村氏訪中が実現すれば中日対話の重要な一歩となる」と述べた。
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