2年前に大学を卒業した徐さん(女性)は、「1980年代生まれや1990年代生まれの多くは『月光族(その月の給料をほぼ全て使い果たす若者たち)』で、貯金はゼロ。しかし、彼らの真実の姿--つまりクレジットカードの借金が積み重なり、車も家も無い状態--を故郷の人々が知れば、『農村で畑を耕した方がいい』と言われるかもしれない」と語った。学生時代、彼女の実家は、周囲の人々にメンツが立つような日が来ることを信じて、彼女の学費をねん出するために切り詰めた生活を送っていたという。
経理関係の仕事に就いている梁氏は、「中国人は心底メンツが好き」と指摘する。彼は帰省する前、オーダーメードでスーツをしつらえ、iphoneの海賊版を買ってアップルのロゴを貼り付けた。これらにかかったお金は1千元あまり。だが、家に帰ると、iphoneは5千元、スーツは2千元以上したと吹聴した。このような小細工をしても、帰省にかかったお金は総額で3千元以上と、彼にとって大きな負担だった。
馬さんは、「故郷の人に目新しいものを見せたり、田舎の親戚や友人が知らない言葉を発しないと、大都市に馴染んでいないと思われる」と指摘した。
○大事なのは心からの親孝行 年越しは自分の実力相応で
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