心理的カウンセリングを専門とする張主任は、「新年を祝うことは、中国伝統文化の中でも最も大切な行事であり、年越しは人々に多くの意味がある。お金があってもなくても故郷に戻って新年を祝い、新年の贈り物をし、普段は食べないご馳走を食べる。このように新年を祝って初めて本当の年越しと言える。ほとんどの人は、給料はそれほど高くないのに、ある種の『メンツを保ちたい』という心理は働いてしまう。だから、自分の能力をはるかに超えて『見栄』を張って帰省する」との見方を示した。
張主任は、「僅か数日のお正月だが、その日々はとても長い。1年のうちお正月は数日だけだが、人々の生活スタイルは変化している。新年の無駄な出費は根絶すべきだ。メンツのために分相応な出費をすることはできない。自分の実力に応じてやれば良い」と指摘した。
社会学が専門の付氏は、「『中国式見栄』は、メンツを保つためのもので、見栄を張る人は、他人の眼に映る自分のイメージを極端に重視する。しかし、はっきりさせておかなければならないのは、親孝行というものは、使ったお金の額の大小ではなく、自分がどれだけ孝行心をもっているかが決め手となる。自分の実情と能力に応じた親孝行を実行すべきだ」と語った。
「人民網日本語版」
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