○キャリア発展を重視する新世代労働力
専門家は、新生代労働力は、生活上の追求という点で、一世代上と比べて大きく変化していると指摘した。ここ数年に実施された仕事に対する勤労者の熱意に関するさまざまな調査から、勤労者が最も関心を寄せる問題のトップは「キャリア発展」、第2位は「給与」、第3位は「業績の管理」であることが判明した。勤労者が、給与よりも自身のキャリア発展をより重視した場合、企業側が従来採用してきた「低賃金・強制的」管理パターンは、大きな壁に突き当たることになる。現在の中国企業が雇用管理上で直面している問題の多くは、このことに関係している。
関連データから、新生代就活者の求職に対する考え方には、すでに大きな変化が生じていることが見てとれる。1990年代生まれの就活者が、「最も好ましい雇用主」と考える5大指標は順次、「完備された福祉厚生」「有望な企業の発展可能性」「調和の取れた社内の人間関係」「雇用における公平・公正の原則」「個人のコア・コンピテンシー(価値を生み出す能力)を高めるチャンス」となっている。1970年代生まれや1980年代生まれと違い、1990年生まれは、もはや「高給」を追い求めるのではなく、自分の内在的価値の実現を目指し、いつでも転職する心の準備ができている。また、キャリア発展については、「私の地盤は私が決める」ことを強調している。
「人民網日本語版」
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