シャープの株価は2月24日に、2カ月ぶりの低水準を示した。識者は今回の株価下落の原因について、「シャープと鴻海(ホンハイ)精密工業股フン有限公司(以下、鴻海)の交渉がまとまらず、3月26日に出資受け入れ交渉が打ち切られる見通しとなった」と語った。国際金融報が伝えた。
シャープの広報担当者は同情報について、「当社は鴻海との交渉を中断しておらず、出資受け入れについて決定を下していない」と表明した。鴻海の広報担当者の胡国輝氏は、「交渉中で、期限による拘束はない」と語った。
◆提携の溝
シャープは2012年3月に日本で、鴻海に10%の株式を売却することにより、670億円の出資を受け入れることを発表した。これは鴻海が、日本生命を上回るシャープ最大の株主になることを意味する。
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