
北京では最近、タクシーの乗車拒否が増えて問題化しています。タクシーが乗車拒否する理由でよく挙がるのが、まずは「交接班」(勤務交替)だからとか、次ぎは帰宅途中だから、というのが多いです。
北京のタクシー運転手は2人で一台のタクシーを共同で運行し、24時間単位で交代するという勤務交替制度が実施されているそうです。例えば、毎日9時半に北部の馬甸という場所で勤務交替する場合、8時半には仕事を引き上げ向かわなければなりません。途中でたまたま北部へ行くお客を拾えればいいですが、逆に南へ行くお客は乗車拒否をせざるを得ない、というわけです。
それも一理あります。それと、常態化した道路渋滞、ガソリン代の急上昇、社納金の値上げ……などで、「無駄足は運びたくない」と考える運転手が増えているようです。効率よく稼ぎたいと思うのも当然のことでしょう。
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