時間さえあれば一日中家から出ず、一晩中でも遊んでいられるゲームを御存知だろうか?大人気携帯ゲーム・中国版ウォーリーを探せ“Find Something”だ。ところが最近、貴州省貴陽市に住む朱さん(男性)が同ゲームに夢中になりすぎて、一時的失明するという事故があった。朱さんは携帯を使って一晩中同ゲームをしていたといい、“網膜動脈閉塞症”と診断されたという。眼科の専門家は“この種の病気は完治が難しい。それに若者の患者はほとんどみたことがない”と指摘している。長沙晩報が報じた。
-徹夜で遊んで昼起きたら何も見えず
朱さんは2月24日夜、ベッドに寝転びながら携帯で“Find Something”をしていたといい、気がつくと明け方に。正午まで寝て起きてみると、左目が見えなくなっていることに気付いた。医師によると、“朱さんの左目は網膜にある動脈が閉塞する疾患・網膜動脈閉塞症。長時間ゲームをしていたことが原因だろう”と指摘する。
湖南省長沙市のある眼科病院の眼底病科主任・陳医師は“これは眼底の病気の1つで、通常50-60歳の高齢者が患う。網膜にある動脈は回復不可能で、今の医学でも完治は困難。治療の効果が望めるのは発症してから90分以内で、それを過ぎると回復は難しい”とし、“眼科の治療に20年以上携わっているが、若者の患者にはほとんど遭遇したことがない”とまれなケースであることを指摘した。
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