東日本大震災から2年目を迎えた11日、日本の各地では犠牲者を追悼する式典が実施される。この2年間、一時も休むことなく復興活動が続けられ、津波がもたらしたゴミ処理などはある程度進んでいるものの、事故を起こした福島第一原発周辺は、放射能の問題がいまだに深刻だ。中国新聞網が報じた。
原発事故発生から2年たった今も、放射能汚染の影響が深く残り、福島第一原発の周辺で、基準を超えた放射能が観測されたというニュースが後を絶たない。
世界保健機構(WHO)は2月28日、福島第一原発の事故による健康への影響について調査報告を発表した。日本国内で、1歳女児が生涯で甲状腺がんにかかるリスク値は0.77%。これを上回る「追加リスク」が発生する場所で最も値が高かったのは、福島県浪江町となり、1歳の女児では0.524%アップの1.29%に達するという。
WHOの報告を受け、日本環境省は「同省が試算している放射能の量はWHOの出している数字よりも低い」と指摘。「現時点で、健康管理の分野の政策を修正する必要はない」との見方を示した。
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