食品の安全性は庶民の関心が最も高い重要な問題だ。だが中国では食品の監督・管理は複数の機関が担当しており、食品の生産、流通、消費の主管機関はばらばらで、責任がはっきりせず、監督・管理が難しくなっている。今回の改革計画では、新設する国家食品薬品監督管理総局に管理・監督機能を基本的に統一する。今後、食品の安全性の問題は農業部(農業省)と国家食品薬品監督管理総局のみが管理し、農地から出荷後ただちに統一された管理機構による全段階の管理下に入る。計画はまた、新設する国家衛生計画出産委員会が食品の安全上のリスクに対する評価と食品安全基準の制定を担うと定めている。これはつまり「選手」と「審判」を分けて、権力のチェック・アンド・バランスを実現するものだ。
エネルギーは人類にとって最も重要な戦略的物資だ。今回の改革では副部級の行政機構である現在の国家エネルギー局と部級の事業機構である国家電力監管委員会の機能を整理統合し、行政管理機構である国家エネルギー局を新設し、国家発展改革委員会の管理下に置く。これはエネルギー発展戦略の効率的な実施、資源利用計画と産業政策の合理的な策定、エネルギー監督・管理の強化にとって、非常に重要な意義を持つ。
「人民網日本語版」
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