さらに中国とインドの関係について、習主席は「中国とインドは二つの大きな発展途上国であり、共に平和発展と協力発展の道を歩むことは両国の共同の利益に合致するもので、アジアと世界にとってもプラスとなる。当面、中国とインド両国は発展を加速している。双方はチャンスをつかみ、各分野における交流と協力を着実に推進し、相手の核心的な関心事に互いに気を配り、両国間に存在する問題と食い違いを適切に処理して、中国インド関係を新たな段階へと引き上げていくべきだ」と表明しました。
習主席はこのほか中国とブラジルの関係について「当面、中国とブラジルの関係は史上最高のレベルに達し、その戦略性と全局性は日増しに際立ち、両国が発展して得た利益は今日緊密に繋がるようになった。双方の努力の下で、両国の協力には絶えず新しい進展を遂げ、持続可能な発展がよりよく推進される共に、国際的な経済リスクを食い止める両国の能力が高められていくことを信じている」と述べました。
習主席はBRICs諸国の協力について「当面、ブリックス諸国を含む多くの新興市場国と発展途上国の経済は速やかに成長し、世界平和を維持し、共同発展を促進する重要な勢力となっている。これは平和、発展、協力という時代の趨勢に順応している。世界経済の管理体系は世界の経済情勢の変化を反映しており、これからは新興市場国と発展途上国の代表性と発言権を増やさなければならない。BRICs諸国の協力は世界経済のバランスの維持、より整備された世界の経済管理、より民主的な国際関係の促進にプラスとなる」という考えを示した上で、ダーバン会合を通じて、国際社会に団結、協力、共栄という積極的なシグナルを伝えることに期待を示しました。
習主席は最後に中国と世界の関係について、「中国人は愛国主義を重んじると共に、国際的な視野と考えを持っている。国力の増強に伴い、中国は力が及ぶ範囲でより多くの国際的な責任と義務を担い、人類の平和と発展に貢献していきたい。中国は平和発展の道を揺ぎ無く歩んでいく。同時に、世界各国も平和発展の道を歩み、国と国、それに異なる文明同士が平等に交流でき、互いに学びあい、共に進歩して、力を合わせて恒久な平和と共同に繁栄していく調和の取れた世界の構築を推進していくことを願っている」と述べました。
「中国国際放送局」
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