日本の総合中国語新聞「中文導報」はこのほど、中日両国の若者を比較した記事を掲載した。同記事は統計データを調査し、日本の若者は夢がなく、向上心が低いと結論づけた。アナリストは、「日本経済の衰退および貧富の差の拡大により、若者は未来に悲観的になっている。若者が夢を持てないことは、社会全体の責任だ」と指摘した。
世界最大の人材サービス業者アデコはこのほど、日本で働く中日の若者の人生目標などの問題について、調査を実施した。その結果、日本で働く中国の若者の9割は明確な目標を持っており、日本の若者の3割を大きく上回った。
現在の日本の若者は新しいことに全く興味を示さず、家で休暇を過ごす傾向が強まっている。マイカー購入を検討せず、活動範囲が狭く、最低限度の生活を送っている。これは「消費しない消費者」と呼ぶことができる。
日本の若者を巡る報道のうち、社会問題に関する数多くのキーワードが使用されている(フリーター、パラサイト・シングル、就職の壁、低所得層、ネットカフェ難民、非婚化、ネット犯罪など)。
文部科学省に所属する教育研究機関は昨年8月、米国・中国・日本・韓国の7200人の高校生を対象に実施した、アンケート調査の結果を発表した。そのうち「自分は価値がある」と回答した比率は、米国が89.1%、中国が87.7%、日本が36.1%、韓国が75.1%となった。「自分に満足している」と回答した比率は、米国が78.2%、中国が68.5%、日本が24.7%、韓国が63.3%となった。前の世代から見ると、日本の若者はかつての日本人が持っていた、向上心と自信を失っている。
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