
東京の朝鮮大学校
東京地方裁判所は先般、経営破たんや不良債権などの問題により、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)本部ビルを売却することを決定した。しかし、大部分の日本に住む朝鮮人にとって、本部が売却されたことの影響が大きくなく真に朝鮮総連が影響力を持つのはその巨大な教育システムであり、中でもとりわけ「朝鮮大学校」の影響力は大きい。2010年にワールドカップで涙が流したチョン・テセ(鄭大世)選手は「日本で生まれ育ち」、朝鮮大学校を卒業した朝鮮代表のサッカー選手である。なぜ彼のような朝鮮へ行った経験もない人が朝鮮に対し、そこまで深い感情を抱くのだろうか。彼らはいったいどのような教育を受けてきたのだろうか。「環球時報」の記者は先般、朝鮮大学校の取材を行った。
朝鮮大学校は日本東京都小平市にある。やや辺鄙な場所にあるが、優れた閑静なロケーションある。川沿いには創価学園、武蔵野美術大学などの有名な大学が並んでおり、川の一番端に朝鮮大学校が建っている。しかし、この短期大学から大学院を含む学校は日本政府の認可を受けておらず、「大学」として認められてないため、「大学校」となっている。は灰色を基調とした朝鮮大学校の建物は、真ん中に広場があり、朝鮮国旗は見当たらない。
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