
東京の朝鮮大学校
取材に協力してくれたのは、この学校の政治経済学部の朴三石教授で、雰囲気や言葉からは日本人のように感じられるが、彼は日本の学校に入ったことはなく、朝鮮大学校の卒業生である。彼によると、朝鮮大学校は世界において、移民が創立した唯一の大学である。今回の取材についても、完全に学校側が自ら決定したことであり、朝鮮総連には報告してない。朴教授は笑いながら、「学校側は取材には大歓迎で、中国メディアではあなたたちが初めてである」と話した。
しかし、「ナショナリズムの教育」の問題に話が及ぶと、朴教授の顔には「どこから話せばいいのか」という表情が表れた。彼によると、1956年、朝鮮大学校が正式的に成立された。設立の主な理由は、当時の日本社会が朝鮮移人民の日本の大学の受験禁止したことにあり、高等教育として仕方なく大学を創立した。学校が創立された初期、経済面や教師の確保などの様々な問題に直面し、かつて朝鮮と韓国政府に支援を求めた。朝鮮政府は毎年定期的に援助を提供し、その中には校舎の建設費用2億円も含まれている。当時、2億円と言うのは天文的な数字である。一方の韓国政府はその時、国民を見捨て、日本で生活しているのだから、韓国政府が援助を提供する義務はないということだった。
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