◆楊CEOとの相談
農業進出を決定したが、IT事業により発展した企業の誰を「農業リーダー」にするかについて、柳董事長は熟慮を重ねた。
柳董事長は、「陳氏をこのポストにつけるまで、約1年の時間を要した。以前、雲南省普�嚢(プーアル)市でシンポジウムに出席した際にも、陳氏を選ぶために多くの代価を払い、楊元慶CEOと相談した」と述べた。
陳氏は1993年にレノボに入社し、現場での勤務を開始した。その後は同社の副総裁などのポストにつき、IT製品の市場マーケティング、販売、ルート管理などで豊富な経験を持つ。
柳董事長は、「ITの専門家に農業を手がけさせようとしたのはなぜか。陳氏のこれまでの業績は、彼が全面的な能力を持つリーダーであることを証明している。当社は資金を投じるべきことで、躊躇したことは一度もない。陳氏に農業を任せれば、その管理の基礎的な理念はレノボと一致する。そうなれば利益が変化することも、文化が変化することもない」と説明した。
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