同済大学の崔志鷹氏は19日「中朝は伝統的友好国であり、こうした事が起きても公に報道されることは少なかった。だが現在両国は伝統的なイデオロギー上の友好国から通常の国家間関係へと次第に転換しているため、こうした報道もいくらか増えてきた。また、両国は密接に隣り合い、海上の境界線も多く重なり合っているため、漁業トラブルが起きやすい。だがこうした問題は正常な話し合いを通じて解決できる」と指摘。「中国は対話による解決を望んでいる。中国側が強硬な立場に転じるかどうかについては、朝鮮がこの問題を適切に解決できるかどうかを見る必要がある」と説明した。
外交部(外務省)は19日夜、微博上で「在朝鮮中国大使館は、大連市の個人漁船『遼普漁25222号』が朝鮮側に拿捕されたことを確認した。5月10日に船主の于学君氏が大使館に電話で助けを求めた。大使館は直ちに朝鮮外務省に申し入れを行ない、速やかに船を返還し、船員を解放するとともに、船員の生命と財産の安全および合法的権益を的確に保障するよう求めた。申し入れの状況はすでに船主に伝えた。速やかかつ適切な対応を朝鮮側に促している」と発表した。
「人民網日本語版」
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