主観的に見ても、中国人は旅行やレジャーに対してそれほど強い願いを抱いていない。同報告によると、レジャー32項目のうち、中国人に最も選ばれたのは、「テレビ」や「家族や友人との集まり」「ウィンドウショッピング」「読書」「新聞」「インターネット」など、家庭的、大衆的な項目だった。うち、女性が好むのは、「美容」や「工芸品の制作」で、男性は「トランプ」や「麻雀」だった。一方、「旅行」は下位に沈んでいる。
中国人のレジャーの足かせになっている主な要素は、他人のレジャーに対するネガティブな見方や自分のイメージが損なわれることへの懸念、家族の賛同が得られないなどだ。また、家庭や経済的情況や時間の制約を受けているほか、「環境が汚く出かけたくない」、「交通が不便」、「技術や関心事に欠け、同じ趣味を持つ友人などがいない」などと感じている人も多い。同報告は、「これらの問題は、現実として存在しているだけでなく、中国人のレジャーの足かせになっている。この点中国とほかの国には顕著な差があり、中国の特徴となっている」と指摘している。
しかし、レジャーに対する中国人の「満足度」は「良好」に達している。レジャーがもたらす効果について、最も多かった回答は「リラックス」で、以下、「メンタル強化」「社交」「健康維持」となった。
「人民網日本語版」
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